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堀井七茗園 国内最高峰抹茶 妥協なき取組とその技術①
2025年02月28日
Imo Kuri Nankin芦屋の抹茶は、全国のお茶の産地を何か所も巡って、
Imo Kuri Nankinの焼菓子・配合に合うお茶はどれだ??
と随分と長い間探し続けました。
私達のお菓子は、メインが焼菓子ですから、熱を加えても抹茶の味わいや旨味が残るものが必要なのです。
八女茶、知覧茶、掛川茶、川根茶、狭山茶など、どれも素晴らしい個性があって美味しいのですが、
最後に行きついた茶葉が、宇治茶 その中でも奥の山園の茶葉だったのです。
さて、ここで「茶」というものを少し振り返ってみましょう。 少し長くなってしまいますが、私達自身の学びにもなりますのでお付き合いくださいませ。 ご存じの通り、緑茶、紅茶、烏龍茶。世界中で飲まれているさまざまなお茶は、基本的に同じチャノキという植物がルーツです。
長い歴史のなかで、土地の気候風土や嗜好に合わせ、多様なお茶が作られてきました。
これらの一番の違いは、発酵の仕方です。 紅茶は発酵茶、烏龍茶は半発酵茶ですが、日本の緑茶は不発酵茶。 新芽を摘んですぐに蒸し、発酵を止めます。
つまり、緑茶とは若葉のみずみずしい生命力を味わうものなのです。
日本のお茶づくりの歩みは、春の息吹をいかに香り高く、味わい豊かに封じ込めるかに心を砕いてきた歴史といえるでしょう。 そのなかで生まれた抹茶、煎茶、玉露という日本特有の緑茶。
これらはすべて宇治で考案され、育まれてきました。 およそ800年前、鎌倉時代に遡る宇治のお茶栽
以来、日本随一のお茶どころとして名を馳せ、 今も尚、多くの人が本場のお茶を楽しみたいと宇治に訪れます。
お茶栽培に適した宇治の気候風土

これらの茶園は「森、祝、宇文字、川下、奥の山、朝日につづく琵琶とこそ知れ」と和歌にも詠まれて宇治茶の発展の礎となりました。 現在では、ほとんどの茶園がなくなってしまいましたが、宇治善法にある「奥の山園」(茶の木は宇治市の名木百選のひとつ)のみが残っています。
亜熱帯植物であるお茶にとって、宇治の気候は最適だったのです。
その温暖な気候に貢献しているのが、『源氏物語』の「宇治十帖」に霧煙る川として描かれた宇治川です。 琵琶湖から流れ出た宇治川は、宇治の平野を取り囲むようにして伏見付近で90度に曲がり、淀川となって大阪湾に注ぎます。
この流れが、京都から吹いてくる北風を遮り、宇治を寒さから守ってくれているのです。
また、川から発生する霧は、お茶の大敵である霜を防いでくれる天然のヴェールとなってくれます。
欧州のロワール川沿いやライン川沿いでブドウ栽培が盛んな理由も同じです。
加えて宇治は太古の昔に、山城の水流によって大量の土砂が流されてできた扇状地。
水はけや風通しがよく、肥沃な大地が広がっていたことも、数百年にわたって生き続けるお茶を育てるのに向いていました。

山や川が創り出した大地が、お茶にとって最良の環境だったこと。 それが宇治でお茶栽培が盛んになった一番の理由なのです。
今では消えてしまった六つの茶園の面影を受け継ぎ、唯一残った茶園を守り、育てる・・・そんな思いが、奥の山園を手掛ける、「堀井七茗園」の名に込められていると伺いました。
現代の「抹茶」は、堀井七茗園から始まり、今に至ります。大正13(1924)年、「堀井式碾茶乾燥機」が発明され、これらは惜しみなく公開され、 現在国内で使われている碾茶乾燥機がすべてこの機械を原型としています。
ただ、かつて宇治の茶商は、今の堀井七茗園同じように自ら茶園を持ち、生産から販売まで手がけていました。
しかし時代とともに茶農家と茶商の分業が進み、自社の茶園を持つ茶商はごくわずかとなっています。
結果、自らお茶を栽培し、製造加工、販売まで一貫して行うお茶と、茶農家から仕入れたお茶を選別、加工、合組(ごうぐみ・ブレンドのこと)して仕上げ、販売するお茶では、明確な味わいの違いがあります。
熱を加えても、旨味とコクの軸がブレにくいのです。とは言え、微妙な温度加減は必要ですが。
たまたまご縁あって、自らお茶を栽培し、製造加工、販売まで一貫して行う、国内最高峰の品質を誇る堀井七茗園様に出会えたことは私達最大の喜びです。

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