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美味しい「さつまいも」を選ぶポイントは?
2022年06月14日
野菜は採りたてが新鮮で美味しい!と思っていらっしゃる方々が多いのではないでしょうか。
葉物野菜を始め、採りたてが美味しい野菜も沢山あるのですが、
デンプン質が主体となる野菜、特に根野菜はそうではないものも沢山あります。
Imo Kuri Nankin いもくりなんきんの全ての焼菓子に練りこまれている「サツマイモ」は、その代表格。
その性質上、適切な処理をして適切な保存を経た方が圧倒的に美味しくなります。
その大きなポイントが、「キュアリング」という処理です。
実は、収穫されたサツマイモは土の中から掘り出される際、
土にこすれて表面は結構キズだらけになっています。
(土壌の団粒化が出来ている為、細根が張り詰めた美味しいサツマイモ)
掘りたてのサツマイモは収穫時につく傷があり、このままの状態で貯蔵すると傷口から病原菌が入って
腐敗したり、水分が抜けて味が落ちる原因になるのです。
そこで、植物が持っている自然治癒力を利用します。
他の作物で行われる収穫後の「乾燥工程」は微生物の繁殖を防ぐために行われます。
ですが、サツマイモの場合は、高温多湿(温度を約33℃、湿度を約90%以上)の条件下で、3日程度(約50時間)保つことによって、
コルク層(植物の表皮の下にある層で細胞壁にスベリンという物質が加わってできたコルク細胞の集まり)
が形成され、腐敗や変質を防ぎやすくなるのです。※自然治癒(キュア)
これをキュアリング処理といいます。
このキュアリング処理を行った後は、すぐに13℃〜15℃の低温状態で保管します。
温度が下がることにより、サツマイモ内のでんぷんがデキストリンとショ糖に変わり、
結果としてサツマイモの糖度が上がり、甘く美味しいサツマイモになると同時に、
低温状態にも強くなり、保管が容易になります。
これをキュアリング保存といいます。
キュアリング保存された「さつまいも」は、糖化が進んでいるため、
掘りたての「さつまいも」に比べて、段違いに甘く美味しく感じます。
まだ保存期間2年目のものしか食べたことがありませんが、
保存期間1年のものと比べて 圧倒的に美味しく驚きました。
農家の方に伺うと、5年くらいは全く問題なく保管できるそうです。
Imo Kuri Nankin いもくりなんきん芦屋では、
さつまいもは全て「キュアリング」したものを使用しています。
皆さんも、スーパーなど野菜売り場でさつまいもをお買い求めになられる場合は、
「これはキュアリング処理はしていますか?」と店員さんに尋ねてみてください。
より甘く美味しいサツマイモを楽しむことができるでしょう♪
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微笑みがこぼれるようなお菓子をお届けして参ります🍀~
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